東松島市への町会義援金の贈呈と防災施設視察

9月27日(日)と28日(月)田園調布親和会の馬淵会長以下役員会員有志9人が東日本大震災で被害を受けた東松島市へ親和会会員から集めた義援金の贈呈と防災上の教訓を学びに訪れました。

席上阿部市長から親和会の5年に及ぶ義援金寄贈の取り組みに感謝の意が表されたほか大田区をはじめとする国内外の共助の活動がありがたかったとのお話があり、震災復興もようやく先が見えてきたとの報告がありました。


市長に挨拶する馬淵田園調布親和会会長


この後、当時総務部長だった小野専門員から災害対策本部運営の基本姿勢としての情報の共有化や指揮命令系統の一元化、市民との共同による避難所の自主運営の大切さなどが強調されました。
東松島市では86の自主防災組織が結成され、8つの市民センター単位で連絡協議会が設立されていました。


地域防災倉庫には、4万人の市民全員の3日分の水、食料、おむつや下着・毛布などの生活必需品、照明設備器具などが整然と管理備蓄されていました。
防災拠点備蓄基地1か所、地域防災倉庫14か所、分散備蓄倉庫11か所に体系的に保管されています


東松島市は、震災で死者行方不明者1,134人(全住民の3%)家屋の被害11,000棟(全世帯73%)でした。現在集団移転事業に取り組んでおり高台での造成作業を進めています。JR仙石線も野蒜駅東名駅の高台移転も終わり
今年の5月30日から全線開通しています。


この部屋が市の災害対策本部でした。


旧仙石線野蒜駅はそのままの姿で残っています。駅には、震災の状況を展示している野蒜地域交流センターもあります。

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